検索エンジンに好まれるサイト構築の行程・方法
アフィリエイトには、大別してサイトアフィリエイトとブログアフィリエイトがあります。
前者は物販アフィリエイトでも古くから玄人好みの手法として成長してきました。月に7桁も8桁も稼ぐようなアフィリエイターは、このサイトアフィリエイトを得意とする方が多いように思います。
サイトアフィリエイトは資産型のコンテンツとして即効性はないものの、数年経過後の収益の上限値はブログアフィリエイトを遥かに凌駕するものとなります。
しかし、どんなに優れたコンテンツを持っていても、サイトの構成が悪ければアクセスも伸びません。HTMLでのサイトの作り方をしっかりと理解していなければ、思わぬまわり道をすることになりかねません。
今回はサイトアフィリエイトの構成についての考え方を見ていきましょう。
サイト構成の前の準備について
サイト構成を考えていく前に、大前提としてどのジャンルに参入するのかが決まっていなければ、作りようがありません。
しかし、稼げるジャンルだからという理由で「ダイエット」や「FX」といった、単一のビッグキーワードへ参入しようとしても、小学生がマラソンの国際大会に出るようなもので、圧倒的にレベルが足りません。
初心者のうちは2語、3語の複合キーワードでの参戦が現実的でしょう。次に、メインキーワードでライバルとなるサイトにどんなものがあるのか、トップ10程度は調べておきましょう。
調べる項目は、記事数、ボリューム、キーワード含有率、更新頻度、サイトトップページの上位表示などですね。
ライバルサイトとの間にあまりにも力量差があると感じれば、キーワードを見直したほうがいいでしょう。何百記事もコンテンツを抱えるパワーサイトがライバルとして多数存在する場合、闘うべき土俵でない可能性もあります。
忘れてはならないのは、アフィリエイトに限らず勝負事の鉄則ですが、「勝てる見込みのある土俵で勝負する」ことです。
サイト設計を考える
それでは具体的にサイトの設計について考えていきましょう。
まずはどのぐらいの規模のサイトを目指すのか、ボリュームを考えていきましょう。要は記事数、ひと記事の文字数など大まかな概要を決めていくということです。
そのためには、選択したジャンルが何記事ぐらいを詰め込める箱なのかを知る必要があります。これは、ライバルとの競合を避けて専門性の強いマイナーな分野を選択した場合、十分な記事数になる前にネタ切れとなってしまうことがあるためです。
これを調べるためには、まずは関連キーワードの洗い出しをしっかりと行います。「Good-Keyword」や「Googleキーワードプランナー」などのキーワード検出ツールを利用し、少なくとも50件を目安に抽出してください。
抽出したキーワードを元に、書くべきテーマをピックアップしていきます。記事数は多ければ多いほどいいのですが、いったんはライバルサイトよりも数記事程度多めを目指しましょう。
逆に記事数が少ない場合、検索エンジンから十分な評価を得られないことがあります。
ライバルサイトがメインテーマとしている部分は、必ずマークしてその記事数を越えることを目標にしましょう。その際、サイト全体で一貫性のあるテーマが確立していない場合、どんなに強くオリジナリティのある記事を書いても、軸がぶれてしまう印象を与えてしまいますので注意しましょう。
書くべき記事タイトルのリストをカテゴリー分けすれば、どのようなサイトを構築していくのかが設計できると思います。次の段階では、いよいよサイト構築を実践していくことになります。
サイトの箱作りから中身を詰め込む行程
メインキーワードを決め、記事タイトルとカテゴリー毎の記事数などを設定できると、後は実際に記事を詰め込んでいく行程となります。
下書き状態で記事を重ね、完成と同時に全記事を公開するという人もいますが、これは検索エンジンから見ると急に出現した不審なサイトと認識されかねません。
インデックスされなかったり、検索順位を落とされたり、あまりいい結果につながったという情報はありませんので、あくまでも自然なサイト更新をしていきましょう。
検索エンジンは10日おきに10記事を更新するサイトよりも、1日1記事をコンスタントに更新するサイトを評価する傾向があります。
また、設計した記事を全て投稿した後も、「資産型だから放置でOK」ということはあり得ません。更新が止まれば新規の流入は減少しますし、日進月歩のインターネット空間において、2年前の情報は古い情報として検索も激減します。
ライバルサイトの更新頻度を参考に、少し上回る頻度での更新は継続していきましょう。ビジネスには「行動力」と「継続力」が必要とされます。この2つの原動力は、しっかりとした下準備と迷うこと無く進むことのできる地図、つまり設計図なのです。
実際に今回紹介したような手順でサイトを作成することで、より成功(稼ぐ)することが出来るサイト作成が可能となるのです。手順を把握すれば、段取り8分とまでは行かないものの、準備段階でそのサイトが収益を生みそうかどうかが判るようになります。